ツーリングの旅-富山・立山アルペンルート周辺編-

アルペンルート オフ 投稿者: SLlov7uk

立山黒部アルペンルートそのものは一般車両が入れませんが、富山市街から立山駅までのエリアには、豊かな湧水や深い杉林、北アルプスの大パノラマを味わえる快走路が点在します。今回は北陸自動車道富山ICを起点に、県道6号と県道43号を組み合わせて立山連峰を間近に感じる周回ルートを紹介します。走行距離は約80キロ、所要4〜5時間で、ケーブルカーや温泉を挟めば丸一日楽しめる行程です。

おすすめルート

富山ICを降りたら国道41号で富山市中心部を抜け、上市川沿いの県道43号を南下。早月川を渡ったら県道6号立山山麓線へ入り、称名滝駐車場までワインディングを堪能します。復路は県道170号で立山駅に下り、立山町中心部から国道8号で海沿いを流しつつ富山ICへ戻る周回コースです。標高差は0メートルから1000メートル程度まで一気に上がるため、夏でもメッシュジャケットの下に薄手インナーを用意すると安心です。

立ち寄りたい場所

称名滝展望台

日本一の落差350メートルを誇る名瀑。駐車場から徒歩30分の遊歩道はアップダウンがありますが、途中で見えるハンノキ滝との二本滝は圧巻です。

立山カルデラ砂防博物館

土石流対策の歴史と立山信仰を学べる施設。無料駐輪場が屋根付きで、雨天時の避難先にも便利です。

立山駅

標高975メートル。ケーブルカーと高原バスを乗り継ぎ、室堂平まで足を伸ばすならここが玄関口。ライディングブーツでも歩きやすい木道が整備されています。

弥陀ヶ原高原バス途中下車散策

バイクを立山駅に置き、バスで標高1600メートルの弥陀ヶ原へ行けば、木道散策と湿原植物観察が可能です。

休憩スポット

道の駅立山あるぺん村

朝8時オープンで、名物黒部ダムカレーと立山そばが人気。広い屋根付き駐輪スペースがあります。

大岩山日石寺門前「そうめん滝」

清流を使った手延べそうめんが絶品。昼時は混むため11時台の到着がスムーズです。

立山山麓温泉「湯めごこち」

ライディングの汗を流せる源泉掛け流し日帰り湯。無料休憩室から立山連峰が一望できます。

ファミリーパーク展望駐車場

富山平野と日本海を見渡す高台。夕暮れ時は街灯が反射する夜景も楽しめ、帰路のクールダウンに最適です。

走行のポイントと注意点

県道6号は中速コーナーが連続し、朝夕にサイクリストが多いので追い越しは慎重に。称名滝駐車場手前の勾配は12%近く、下りはエンジンブレーキを併用しブレーキの熱ダレを防ぎます。立山駅周辺は観光バスが頻繁に出入りし、駐車枠が満車になると係員の誘導が始まるため、ヘルメットを脱がずに指示を待つとスムーズです。秋は落葉が路面を覆い、濡れるとスリップしやすいのでラインを外さないよう注意してください。冬季は11月下旬から4月上旬まで積雪で通行止め区間が多くなるため、公式サイトで道路情報を確認のうえ計画を立てましょう。

富山・立山山麓ルートは、アルペンルートそのものに入らずとも、北アルプスの迫力と清冽な水の景観を十分に堪能できるツーリングコースです。片道40キロ弱と距離は控えめでも、標高差と地形の変化が大きく、走りと観光のバランスが絶妙です。道中で立山信仰の歴史や砂防工事のスケールに触れれば、自然と人の共生を実感する充実した一日になるでしょう。安全装備と余裕あるタイムスケジュールで、高原の澄んだ空気と立山連峰のダイナミズムを満喫してください。