ツーリングの旅-四国-

四国ツーリングで日本で最も長いダートを食む

日本で1番長いダートがあるのが四国剣山です。
ここは、いつでもダートに飢えた状態のオフロードライダーが多い現代日本において、特別とも言える場所です。
細くなる道、舗装された道路が尽きるところで気持ちが高まるのは、オフロードライダーの特性と言っても良いのではないでしょうか。
しかし、普通の山ではそんな状態も数km走るだけで途絶えてしまうことが多く、オフロードライダーはそんな裏切りをしないダートを求めて、たとえ遠方であっても出かけて行くのです。

ダートの魅力を分かりやすく表現する言葉としては、長い距離、標高差、走りごたえ、素晴らしい景色などたくさんあります。
しかし、そのいずれでも表現しきれない魅力をダートは持っています。
オフロードライダーにとってそんな魅力たっぷりのダートが日本一長い、それが四国の剣山スーパー林道なのです。

日本最長のダートを実際に走る

四国剣山の魅力は、淡路島から徳島へ渡り、国道を逸れて標高が上がり始めるところで、早くも感じられます。
四国には四国ならではの空気がありますが、それも魅力の1つなのかもしれません。
脇に渓流が流れ連続するカーブを走っていると、遠くに見えている山と自分との距離感もいつしか麻痺してくるような感覚に襲われます。
流れていく景色を横目に風を感じながら走っていると、剣山スーパー林道に到着します。

この林道は90km近くも続くため、のんびり走りたくなりますが、あまりに大きな存在感を持つ山を前にすると、ほどよく緊張してきます。
まるで、林道を初めて走った時のような緊張感です。
ただ、緊張感の内容はタイヤのパンクやガソリン切れを気にするようなものではなく、雄大すぎる自然を前にしたことが理由だと感じます。

剣山スーパー林道の入り口には大きな柱が立っており、これから林道を走ろうとする人達を迎えています。
25.2km地点で国道と合流しており、33km地点にはランドマークになったキャンプ施設、ファガスの森があります。
ここにはトイレがあるので、念のため立ち寄っておくと安心かもしれません。

42.8km地点には川成峠があり、休憩ポイントとしても使える広場です。
この辺りからは尾根伝いに峠をいくつか通りますが、尾根に沿っているためあまりアップダウンはありません。
他林道との分岐もあり、標高1318mです。
50km地点の周辺には岩を削って道が通されており、コーナーごとに切通が現れます。
剣山に近付いてくるため標高も上がり、遠くに見える山々の景色が素晴らしいです。

70.1km地点には大きな駐車場を持つ山の家があり、10時から16時の営業時間内なら食事をとることができます。
この脇に剣山トンネルがあります。
87.7km地点が終点となり、その標識は小さいためうっかりすると見逃してしまいそうになります。
案内看板脇に立っているので、見たい場合は気にしておきましょう。